2025/02/16

日本バッハコンクール全国大会審査

 日本バッハコンクール全国大会二日間にわたる

審査無事終了いたしました。

浜離宮朝日ホールにて290名の方々の審査を

させていただきました。

実は、出張前日に立ちくらみめまいがして、

中央病院に点滴に行っておりました。

それどころか、体調不良のため、翌日コンクール

受験当日の生徒さんと、受験生の大切な時期に

本来休んではいけない方々のレッスンをお休み

させていただき、1日寝ていた次第です。

何とか無事に二日間を終えることができましたこと

間違いなく奇跡に近いと思いますが、

本当にありがたいことだと今つくづく思っております。

東京は暖かく摂氏16度。

梅の花も満開で、お花たちが踊っているようでした。



優しい先生方にも恵まれて、スタッフの方々も

よくしてくださって、受験者の皆さんも、

一生懸命渾身の一撃をご披露くださり、

音楽漬けの幸せな二日間、本当に感謝の気持ちで

いっぱいです。


1番左から私(小池由美)お隣が福山奈々先生、

真ん中が審査委員長の江幡和子先生、

そのお隣が高田慶子先生、そして今田篤先生です。



私は審査の内容をしっかり見ておらず、

ずっと大ホールとばかり思っておりましたが、

当日審査会場が3、4年生A部門は

小ホールなことが判明!

B部門が大ホールだったこと!

これは参加者人数によって場所が振り分けられるの

で、色々と文句は言えないのですが、

小ホールと大ホールでは響きや、環境が

随分と違うのです。


浜離宮朝日ホールの朝日新聞社の庭園には、

春を告げるお花がたくさん咲いていました。

これを見ただけでも、とても幸せになりました!




















参加者の皆さんの演奏も、レベルが高く、

シンプルな曲ではありましたが、

全くごまかせない。

すっぴん状態のペダルはほぼなし、

音の粒が揃わなくても、なめらかに弾けなくても

ちょっとしたこと、例えばアウフタクトに

アクセント等がついてしまったり、

リズムがわずかに崩れていたり、

シンコペーションが緩かったり、また、

メヌエットをすごいスピードで弾いたり

(誰が踊るんでしょう?)

拍子の頭だけアクセントをつけている方とか、

アレグロと言うタイトルだから、本当に早いだけ

の演奏とか。そもそも、イタリア語のアレグロと

言う意味は速くという意味ではありませんから、

大好きなモーツァルトの楽曲を雑に弾いて欲しくは

ないものです。

そうすると、やってはいけないことを減点して

いくとなると、ちゃんと普通に弾いている人は

なぜか、そんなに多くは無いわけです。

こういう話をし始めれば、きりなく果てしないので

申しませんが、今回も大変勉強になりました。

バロック期の作品は、案外難しいものです。


お仕事終了後、とても良いことがありました!

次のブログで書きます。








0 件のコメント: