数日前に、ベヒシュタインジャパンから
調律師さんが見えて、我が家のベヒシュタインと
スタインウェイの二台のピアノの調律をしてくださいました。
結論から申しますと、とにかく、凄い!
感動して、この私が泣いてしまったほど。。。
私は小さい頃から、調律師さんが来た後には、
概ね頭がクラクラして、短ければ3日位、長ければ
1週間位寝込むと言う怪奇現象を起こしておりました。
ピアノはもちろん1音1音がぶれていたら始まり
ませんが、どうやら私は和音で聴いているらしい。
和音がハモっているのか、或いは、
うねってしまっているのか、その違いだけ。
それも音の行方の最後がどうなるかを聴いて
目が回るとか、頭がクラクラするとか
言っていたのだとようやく気がつきました。
調律師さんが調律に来ると、私の頭が狂ってしまう
ので、ついにはもう呼ばないことになりました。
余談ですが、私の実家は築170年ほど経っていて、
木造建築。昔は釘を1本も使っていなかったおうち。
その環境は、ピアノにとっては最高の環境だった
らしく、20年も調律していないのに、
あまり狂ってないと言う素晴らしさ。
そうこうして20数年が経って、多分調律師さんも
20人位変えてやっと頭がクラクラしない人に
出会いました!
出会った時も、調律が素晴らしくて泣きました。
しかし、今から10年前位でしょうか、
スタンウェイの音が、ヤマハのピアノに近づいて
いるような気がして、どうもしっくりこない。
だんだんスタンウェイの音がが嫌いになっていきました。
ところが、今回の調律師さんは、
もともとベヒシュタインのドイツの工房で、
修行をした方で音のイメージが全く違って、
明るく音が咲く感じの調律をしてくださって、
スタンウェイの本来の音がみるみるうちに蘇って
きました!
人によって、こんなに音が違うのか!
ピアニストもそうですが、一人ひとりの持っている
音色が違うように、調律師さんも音色音質
ハーモニー感がまるで違うのです。
本当に驚きです。
そんなミラクルの出来事があって、それ以来、毎日
ベヒシュタインだけではなくスタンウェイも等しく
弾いています。
前は音は合っていましたが、音の行方が下がる感じ
暗い感じ。それを一生懸命音を上げようと弾き方で
努力していました。
しかし、今はピアノ自体が、
音の余韻が立ち昇っていく感じ。
とても幸せです。
音の出るものは、大変恐ろしいです。
慢心こそ最もあってはならないもの。
とても勉強になります。自分自身ももっと音を
磨かなければと痛感します。
この世界は終わりが全くございません。
追求すれば追求するほど深く、
わからなくなって行くのです。
土曜日には、ビバラムジカの皆さんとご一緒に
4月20日のコンサートのコーラス練習に、
生徒の皆さんも加わって合唱しました。
子供たちはあっという間に覚えてしまって、本当に
素晴らしいです。
また、大人の生徒さん方も来ていただきお母様方も
お忙しい中ご協力いただき、心より感謝申し上げます。https://youtu.be/FA75WdP4_9k?si=_TucEQ8F0k0xmMbI
コンサートのご案内です
いつもご支援いただき、誠にありがとうございます。
4月20日(日)14:30開演(14:00開場)
茅野市民館大ホールにて、
YUMI MUSIC STUDIO主催「音楽の玉手箱 その12 チャリティコンサート」を開催いたします。
スペシャルゲストには、世界的ジャズピアニストの山下洋輔先生をお迎えします。
プログラム:
第一部:小池由美のピアノ&歌ソロ、合唱付き
第二部前半:山下洋輔先生のソロジャズピアノ
第二部後半:山下先生と小池由美の二台ピアノ即興演奏(歌付き)
今回の収益および募金は、能登地方の被災地支援を中心にお届けいたします。
チケット料金:
一般:3,500円
小人:2,000円(高校生以下)
※当日は500円増し
チケットのお求め方法:
チラシ裏面のQRコードからまたは
下記の内容をご記入の上、メールでお申し込みください。
送り先:yumi.music.studio@gmail.com(小池まで)
1. ご住所
2. メールアドレス
3. お電話番号
4. チケット枚数
ぜひ多くの皆様にお越しいただければと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます♪