2022/11/04

ショパン国際ピアノコンクールインアジア審査

 朝4人ほどレッスンをして、

ショパン国際ピアノコンクールインアジアの

予選審査に行って参りました。

片道2時間、夜10時過ぎに帰って参りました。

この2年ほどこちらのコンクールは、

コロナの影響でホールの審査がなくなり、

動画審査をずっとさせていただいていましたが、

(これは必ず予選から主にショパン音楽大学など著名な超一流の教授陣または国際的有名なピアニストをお呼びする仕組みになっておりましたが、コロナの影響で来ていただけなかったことが大きく影響していると思われます)


久しぶりにホールでの審査で、

(と、申しましても、ホールの審査は他のコンクールではしておりまして、こちらの長野市芸術館リサイタルホールに伺うのも今年多分4回目位となっております。)




年々参加者の皆さんのレベルが大幅に上がっている

事は間違いないのですが、それにしても卒倒しそう

な位、部門によってはとんでもなくハイレベルな

演奏が多々あり、この部門に自分の生徒たちが

出ていなくて本当によかった!と思ったほどです。

日本クラシック音楽コンクール等他にもいくつか

審査をさせていただいておりますが、

すべて上下カットとなっていて、例えば自分の生徒

が参加したとしても、通過させるのは大変難しい

こととなっております。

(下手な生徒にまさかの高得点などをつけた日には、他の先生方に軽蔑されるか笑い殺されます。だから死んでもできません。残念ながら嘘はつけません。)

7年ほど前に、私が審査しているときに、

某先生が自分の生徒たちの審査をするのは

「ずるい」呼ばわりされたと、又聞きで

聞いたことがありましたが、

これはとんでもない無知なことなのです!


例えば私が自分の生徒に良い点をつけたとしますが

そんなの上下カットされてしまい、私の点数は

無効となってしまうのです。

ピティナの審査はご存知な方も少なくないと

思いますが、自分の生徒がどこかで1人でも出場

していれば審査は決してできないことになって

おります。ただ、本選会、全国大会は別ですが。

(上下カットされるのでこちらも同じ)



とにかく今日は本当に自分の力不足を痛感した

1日でした。皆さんコツコツと勉強なさって、

しかも、ミスらない。

テクニックも、表現力も上がっている。

こんなこと当たり前かもしれないのですが、

うちの生徒たちはミスります。

情けないほどにミスります。

何が足りないって、最小限の練習しかしてないから。

数日前埼玉の審査に伺った時、

ピアニストの黒岩先生の練習風景を聴かせて

いただきましたが、とんでもなく丁寧で、

念入りに、1音1音を確認しながら弾いて

いらっしゃるのがとても印象的でした。

生徒のみなさんの部分練習のゆっくり練習の

レベルが全く違うのでございます。

本当に基本は大切でしかもフォームもとても大事。

「今頃笑わせるんじゃないよ」と言われる程

当たり前の事なのですが、門下の皆さん

出来ていません。

今日も門下生ソロアーティスト部門とりあえず

合格点はいただいていましたが、いかにせん、

音抜け、ミスだらけ。

さすがにコンクールの全体の中の1番格が上の

部門となりますため、金賞レベルでないと、

全国大会にはいかせて頂けないのです。


それでも彼女にとっては四年ぶりのステージと

なり、難曲を止まらずに、最後まで立派に演奏

できて本当に良かったなと思いました。

(レベル低くてすみません💦💦💦)

みんな舞台に立って、ご両親様や周りの方の応援で

立派に本番を迎え演奏をされる。

皆さんそれぞれにドラマがあるのです。

たった1人で舞台に立ってお仕事を成し遂げて

帰ってくる。

なんと立派なことでしょう!

本日も出場者の皆様、お母様方、ご協力して

くださる周りの方々、指導される先生方に、

敬意を表します。

そして私自身も事故もなく、楽しく無事に素晴らしい

先生方との再会や、音楽漬けの1日を頂けたことを

神様に感謝します。


渋滞に巻き込まれなくてよかったなぁ。

災害なくてよかったなぁ。

トラブルに見舞われなくてよかったなぁ。

誰も具合が悪くならなくてよかったなぁ。

ミサイル飛んで来なくてよかったなぁ。

交通事故に遭わなくてよかったなぁ。

無事にコンクールが開催されてよかったなぁ。

今日も生かされていて本当に良かったなぁ。


よかった✨よかった✨✨よかった尽くし。



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