2025/03/02

受験のお話です

昔々の、我が家の受験のお話です。


ある日、我が家の長男くんが、珍しく、

「明日お弁当作って」と言うので、びっくりして、

いつもそんなこと言った事は無いのに、しかも、

前日の夜遅くに、そんな話が出て、自分で作るのに

一体どうした?と、聞いてみたら、

「明日高校入試だからお願い。」

と言われて、びっくり仰天!

いつの間に、高校入試になっていたんだ!と、

驚き、また合格発表の日も、

「ところで合格発表はいつですか?」と

長男くんに聞くと、

「知らねぇ。まぁ、今日位じゃね?」

と言うので、さすがに、お友達のお母様に、

合格発表はいつですか?と聞くには抵抗があって、

(多分、こんなことを知らない親は、

世の中私位のものかも。)

そして2人で密かに行ってみたら合格していたと

言うこともあり、我が家は放任主義?では

ないけれど、これは長男の課題であり、

私の課題ではなく、もう中学3年にもなれば

親がいなくても生きて行ける力が備わっていなけれ

ばならないと、私は思っています。

大学も長男にしても、次男にしてもどこを受けたの

かも全く知らなくて(正確には、次男坊はアメリカの

大学と言うこともあり、私に何らかの相談をして

いたので、ある程度はわかっておりましたが)


住むところも、ほぼ他のことも自分たちで、全て

決定していたので、私はお金を出すだけの人。

息子たちに期待していた時はうまくいかず、

わずかに期待はしていても、表には出さず、

執着しないようにしたら、息子たちもぐんぐん

伸びました。

私が手を貸していないので、結構なミスもしました。

次男坊はある時、SATの試験を広島あたりで

受けたときに、宿泊日時と交通手段を日本時間では

なく、アメリカ時間でとっていて泊まれなかった

と言うハプニングや、長男も大学入試当日に友達が

起こしてくれ、あと5分遅かったらアウト。

奇跡的に試験に間に合い、合格できたのは

友達のおかげ。

このような事は星の数ほどあります。





今、大学入試などでお母様やご両親がホテルを

取ってあげて、交通手段も確保して、

同行してあげる方々がとても多い気がします。

我が子をいかに大切に思っているか、

また少しでもリスクがないように、

勉強に専念できるように気を遣ってあげて

いるのだと言う事はよく理解できます。

それどころか、毎日の小学校中学校の送り迎えも

親御さんが多分喜んでしてくださっているのだと

思うのですが、それを当たり前と思っている

お子たちも少なからずお見受けします。


私から見れば、せっかく子供たちが毎日寒い中、

歩いて通える体力と精神力をつけてもらえる

チャンスを頂いているのに逃している。

凄く、もったいない!

あと、命に別状ない場合に、出来る限り沢山の失敗

をさせてあげるのは「親の愛」と思っているのは

私だけ?


子供たちが受験の時に、生徒さんの親御さんに、

インフルエンザの予防接種をしたこともない

我が家を大変避難された覚えがありますが、

そんな非難されたって、我が家はインフルエンザ

なんか誰もかかったことがないのですから、

受験期だからといって別に特別なことも必要ないと

思っている、私の感覚が、おかしいのでしょうか。


親としての最後の愛の形は、

子供に自由に道を歩ませること

過去は変えられませんが、未来は作れます。

仏陀の教えも、今この瞬間に目を向けることの大切

さと、執着を手放すことの重要性を説いています。

愛とはすべてを与えることではなく、

心の自由を守ることです。


私たちは多くのものを子供に渡すことで努力の価値

を教える機会を失うこともあります。

過去の痛みを抱え続けると、

その影は子供にも及びます。


真の知恵とは、何を与え、何を手放すべきかを

見極める力です。日々を静かに穏やかに

健やかに楽しく生きていきたいですね。

本日は、ちょっと偉そうに

何も子供たちのことをお世話していない私が

母の立場で、独り言を申しました。




こちらの画像は、生徒さんが北国の入試に向かう時

なんと14時間かかって会場に着いたそうです。

前日入りしていたので助かったけれど、お母様もいない中1人でよくがんばりました。





受験生の皆様、引き続き応援しております!

受験生のお母様方もどうか頑張りすぎないよう

ご自愛下さいませ。






※ブログにこんなことを書いたため、急にお子様を

手放して、1人で自立させようと思っても、

リスクが爆上がりです。

幼少より小さな失敗をいっぱい経験させてあげて、

少しずつ慣れると良いのではないかと思います。






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