今日は、少しばかり感慨深い日になりました。
というのも、先日参加したコンクールの結果に
ついて、生徒さんからメールをもらったんです。
「今日はありがとうございました。
おかげさまで奨励賞を受賞できました。」
この一文を読んだとき、正直なところ少し驚きが
ありました。実は、前回のコンクールでは優秀賞を
受賞されていたんです。
今回は奨励賞。一般的な感覚で言えば、
「前回より下がってしまった…」と、
少しばかり落ち込んでしまう人もいるかも
しれません。
でも、彼女のメールは、そんな私の固定観念を
軽々と飛び越えていきました。
「たっぷり歌いすぎて、流れが不自然になって
しまいました。一曲目は少しモゴモゴしたけど、
ちゃんと弾けました。ありがとうございました。」
そう、彼女は結果の「奨励賞」だけではなく、
その日の演奏と、そこに至るまでの過程、
そして何よりも「弾けたこと」への感謝を
伝えてくれたんです。
もちろん、優秀賞も素晴らしい賞です。
でも、賞の種類や順位だけが全てではないと、
改めて彼女が教えてくれた気がします。
自分の演奏に真摯に向き合い、その中で
得られた感覚や成長、そして何よりも
「ありがとう」という純粋な気持ち。
私たちはとかく、目に見える結果や他者からの
評価に囚われがちです。しかし、
彼女のメールは、
自分自身がどう感じ、何を成し遂げたのか、
その内面的な満足感と、周囲への感謝こそが、
どれだけ大切かを教えてくれました。
「前回より賞は下がった」という事実を超えて、
こんなにも清々しい「ありがとう」を
受け取れるなんて。
本当に、立派なことだなと心から思います。
この感動を胸に、これからも生徒さんたちと共に、
音楽の喜びを分かち合っていきたいと思います。
狂いに狂っていたスタンウェイとベヒシュタインの
調律に東京から調律さんが朝1番に来てくださいました。
おかげさまで快適になりました。
おやつや、お食事も、一昨日も早起きして
作りました。
とても感激してくださいました。
塩らっきょうも漬物もずいぶん長いこと
楽しめると思います。
コンクールで結果が出なかったとしても、
学ぶことがたくさんあるので、必ず無駄にせず
コツコツと努力してください。
また、お母様やご家族様のご協力のもと、心より
感謝しております。
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