朝目を覚ますと、今日は大雪!沢山積もりました。
途中少し雪が雨になってまた雪になったので、
道路はツルツルです。大変危険な状態でしたので、
今日は松本の友人が主催する演奏発表会に
行けないかもと諦めていましたが、
お昼前に晴れ間が見えて、あっという間に
雪が溶けてなくなりましたので、幸いにも
高速道路で松本まで行くことができました。
友人のピアノ演奏(模範演奏)と、彼女からお預かり
した大切な生徒さんがいるので、主にその2人を
拝聴するつもりで、結局初めから終わるまで
全部聴かせて頂き大変勉強になりました。
最後まで聴かせていただいてから家に戻り、
レッスンになりました。
3月の終わりのコンクールの全国大会を目前に、
何十ページも曲を弾かなければならないのに、
その他にコンクールの課題曲新曲の譜読みを
各時代別バロック、クラシック、ロマン、
近現代スタイルの楽曲を何十ページもしなければ
ならなくて、彼は今パニックになっています。
門下生の皆さん、お勉強もとてもできる方々が多く
て、進学校の春休みの課題も半端なく、可哀想限り
なのですが、それでも3月中に、とりあえず4曲の
譜読みを終わらせないと、コンクールは出さないと
今年は皆さんにお話ししてあるので、もしかしたら
出演できる方が少ないかもしれません。
何故3月中に形だけでも仕上げたいかと言うと、
予選曲だけでいっぱいいっぱいになって、
本番1週間前から修羅場になり、練習が皆さん
足りてないためどこかでミスしたり小さな傷が
絶えません。そして、何とか予選通過した後、
また、本選会が修羅場でたった2週間位しかないの
に、そこから新曲を2曲やったりしている方々が
いて、そんなの間に合うわけないのに明らかに
3月に遊びすぎているからなのです。
長いことやっておりますが、毎年毎年懲りません。
1番懲りていないのは、実は私かもしれません。
ピアニストはマルチ脳です。
すごく短い間に、一気に10個のことを並行して
やらねばなりません。
例えばすごく簡単なことですが、
楽譜を読むときに右手と左手を一緒に弾きながら、
指遣いを見て、リズムも見て、音符の長さも見て
左右のバランスを確認して、ペダルを入れて、
もしかするとソフトペダルも入れたりして、
拍子感を意識しながら、ダイナミックス(強弱)を
正しく見る。
それがだんだんにプロフェッショナルになって
くると(プロでなくとも弾けるようになってくれば)
ハーモニーを感じながら、転調感や和声感も
色付けしたり、また、これがバッハの平均律とかに
なってくると、3声、4声の各パートを弾き分ける。
遠近感を出したり、絶妙なバランス感覚を
調整したり、考えてみれば、とんでもないことを
一瞬にして、全部やらなければなりません。
その前に、本番に使う曲が、今日のように、新曲の
譜読みをしただけで既にぐちゃぐちゃになって
しまったパターンはよくあることで、
特に男子にはありがち。
1つの事しかできない人たちが大勢です。
普通ならば1点集中で1つのことを夢中でやれば
良いのですが、ピアノに関してはマルチ脳が
必要不可欠です。時間も有限です。
勉強と部活とピアノのバランスだけでも大変なのに
そろそろ3 GBから、せめて5 GB位にはなってほしいところです。
例えるならば、賢い女子の皆さんは
同じ年齢で64 GB以上持ってる感じです。
早く脳みそ大きくな〜れ!
YouTubeで、久しぶりに昔の自分の演奏が出てきました。ちょっと恥ずかしいですが貴重なパイプオルガン、4月にはチェンバロコンサートがあります。
https://youtu.be/4QFCSPqSt7g?si=_fAZenvyAkKOTzs3
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