2024/01/16

速弾き恐るべき

 先週のレッスンでだんだん弾けるようになった

生徒さんに、メトロノームでゆっくりからテンポを

少しずつ上げて、4分音符= 250まで上げることが

できました。

レッスンの最後に、それではお家の練習で4分音符

= 300まで丁寧にノーミスで、粒を揃えて弾いて

きましょうと宿題を出したところ、たった数日

聴かなかっただけなのに、今日は恐ろしい状態に!


前回のレッスンでは、かなり良いところまで

行っているなぁと感心していたところ、


本日は、ぐしゃぐしゃリズムも乱れ、

間違いだらけ


音の粒も不揃いで、


強弱もほとんどなく、


よれよれ状態。。。


一体どうしたことかと生徒のK君に尋ねたら、

「言われた通り、一生懸命速弾きしてきました!」


まさかの速弾きしかしなかったことがすぐわかり、

これは、直すのが大変なこと!


「片手ずつの超ゆっくり練習はしましたか?

両手の超ゆっくり練習はしましたか?

メトロノームで超ゆっくりから確実に音の響きを

感じて、丁寧に音抜けしないように

練習しましたか?」

等々、質問したことが思った通り、

全てやってなくて、

ひたすら速く、もっと速く、超速くを、

一生懸命弾きまくって、恐ろしい練習を

積み上げてきたそうな…。


曲は生ものです。

油断するとすぐ悪くなってしまうのです。


私にとっては当たり前の事でしたが、

手取り足取り1つずつ丁寧に練習の仕方を

お話しするべきだったと、

つくづく後悔している、


本日の世にも奇妙な

恐ろしすぎるレッスンのお時間でした。

せっかくもう少しでとても素晴らしいものを

聴けると、ワクワクしていたのに

残念でなりません。


これを元の状態に戻すまでに、一体どれだけの

労力と時間がかかることでしょう。


よい子の皆さんは決して真似をしないでください。

そして、私の無駄に近い時間を増やさせないで

ください。さらに曲が美しくなるために、


その上のレッスンをさせていただけたら幸いです。




大人の生徒さんが、コーヒー味のシフォンケーキを

焼いてきてくださいました。

絶品です。

手作りの心のこもった体に良いケーキ頂き、

なんとも贅沢な素敵なお茶タイムを今しております。




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