ピアノは1人でコツコツやるもの。
大体世間一般常識ではこんな感じでしょうか。
たった1人で考え抜いて自分の音を聴いて、
楽譜をしっかり読んで、何時間も
ピアノの部屋にこもって、孤独との戦いなのです。
まぁ、これが一般常識な感じですが、
門下生の皆さん、2 台、3台のピアノの演奏会が
終わったら、ますます仲良しになって、
コンクールもあまりダメージなく、
楽しくできているのは常日頃からの事ですが、
さらに楽しく、お友達、仲間と共に勉強しながら
進化していけそうです。
皆さんとてもとても楽しかったようです。
そんな嬉しい情景を見ている中、
たった1組だけ
ただいま大変なことになっているのです。
今回の演奏会は、1組以外は誰も間違わずに
とても楽しく、充実した演奏会を迎えられたのです
が、本番でお一人が上がってしまわれて、
意味不明になってしまって、
結局は不本意な演奏になってしまわれた
方がいらっしゃって、そこまでは仕方の
ないことと思いますが、その後が1番大事な
ことなのです。
肝心な事はなぜそうなったかもう一度基礎に
返ってて考えてみること。
そして相手を思いやる心。
これが1番なのです。
失敗したは仕方がないこと。
その後、どのように対処していくかがその人の
隠れていたものの、本質的なことが全て
あからさまに現れてくるのです。
自分が中心に、物事を考えて行動してしまわれても
もしかしたら相手の方はそれが嫌かもしれない。
だって、それは自分1人で作り上げたものでは
無いのだから。
もはや、ここまで大きなコンサートとなれば、
連日命がけで関わってくださった保護者会の
役員さん方、膨大な時間を費やして一人一人が
輝けるように試行錯誤をしてくださいました。
私の無理なお願いも聞いてくださいました。
演奏するのは、その人々だけ一瞬ですが、
そのステージを踏めるまでに、どれだけの人が
サポートして支えてくださって何も困ることがない
ようにしてくださったと言うことを、
1ミリでも良いから、
考えていただきたいと思います。
もちろん、本番のために各自最高の努力をしたに
違いありません。
ちなみに私の仕込み方は常に最悪を想定して
おります。曲の省略もあり得ます。
こうなったらこのように回避すると
生徒の皆さんにはお伝えしてあります。
また常にこんなにぼーっとしているように見えても
最高に皆さんが輝けるように考え抜いているのです。
体調不良や危ない方などは影武者設定もして
ございました。(こちらは緊急発動の時以外絶対使いたくないもの)
お一人の演奏なら、そこで諦めもつきます。
しかし、お二人以上になれば、
きちっと弾かれた方も道連れになるわけですから、
この演奏会は大変ハイリスクとなるわけです。
また、
前日まで40度、39度の熱が出て寝込んでいた
生徒が本番当日、ちゃんと来れて演奏できたには、
本当に嬉しくて泣けました。
誰も欠席者がいなかったということが本当に
凄いことなのです。
2台3台のピアノの演奏会、今回で13回目。
35年の長きにわたり催してきたわけですが、
本当に運がいいことで、欠席者はただの1人も
いませんでした。
本当に、天にいつも助けられているなぁと
深く感謝しているところです。
今回のコンサートは、一人一人が最高に輝けるものに、そして最高の学びと心身の充実が私の中ではテーマでございました。
もう一つ、付録で言うならば、いつも頑張っている皆さんコンクールが終わった後のフェスティバル!
お祭りなのです。
この子たち、可愛くて仕方がない✨
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