2014/08/26

恩師のレッスン

恩師の有賀洋一先生のお宅に生徒のM君高校3年(テノール)を連れて伺い、

レッスンして頂くのと同時に、将来の進路のご相談に行って参りました。

音楽大学の声楽科に進む予定ですが、この時代ですので、

将来の就職や収入等自立できるかどうか他いろいろご相談させていただきました。


先生は、いつも優しく決して否定的な事は言われず、

暖かく包み込んでくださいます。


M君のレッスンお代も取っていただけず、反対に、お土産まで頂戴してしまう位で、

私だけでなく、M君までも、本当に細やかにアドバイスしてくださり心から有難く、

自分の近くにこのような立派な相談できる先生がいて下さって何より心強く幸せに思っています。


女の子が音楽大学に進学するのも本当に考えますが、

男の子ですので、音楽を仕事として生きていけるのかどうか、

いろいろ考えてしまいます。それでも、本人が歌うことができれば

何よりも幸せと感じているという事は、多分この世界に向いているのでしょう。

ちなみに、私は歌う事が幸せとはたまには思いますがいつも思っているわけではありません。

大変なことのほうが圧倒的に多いのです。。。

自分のことを考えれば、音楽を始めた動機はとても単純ですし

(と申しましても、やはり私も3度のご飯よりもピアノを弾くことが大好きで、

大好きで暇さえあればピアノの前に幼少より座っていた人間でしたから)

彼の気持ちもわからなくは無いですが。

ただ、私は両親から音楽の道へ進むことを猛反対されていましたから、

反対されれば反対されるほど気違いのように燃えるものです。


私の母は、私の音大の入学試験前に近くの神社行って、お百度を踏みました。

「どうぞ、由美が音大落ちますように…。」

また、ピアノの練習をやはり狂ったように毎日夜中の2時位まで弾いており、

また早朝6時より学校に行くまでの間は必ず弾いておりまた、

高校の音楽室で、お昼のチャイムが鳴ると同時にベートーベンソナタの楽譜を隠し持って、

昼食は食べずに1人でピアノにかじりついて練習していました。

10分の休み時間でも同等に時間がもったいなくて、

もったいなくて必死でピアノを弾きました。

あまり毎日音楽室に押し掛けてピアノを弾きますので、

音楽の先生からかなり煙たがられておりましたし、また、

家ではそんな調子で夜中までピアノを弾いておりましたので、

うるさいからお蔵入りなさい、いい加減にしてちょうだい…などと言われて

とても嫌われていました。

いろいろと事情がありましたが、
今となっては懐かしい思い出ばかりです。


毎日、最低6時間はピアノも弾いていたと思います。

それに、土日は朝から晩まで寝る時とご飯を食べる以外は無我夢中で

弾いていました。生徒たち、今も昔もそうですが、2時間も弾きましとか3時間も弾きました。。。と、


とんでもなく極少練習、私にとってはほとんど0に近い、せめて前の日の復習の時間に

なるほどの練習時間を勝ち誇ったように言います。。。

それでも、全部否定してはいけません。。。

特に小さい男の子などは、たった5分でも、ひとつのことを成し遂げられることもあり得ます。


話しが随分それましたが、恩師にいろいろアドバイス頂けて、

指導者としても、まだまだと言うことを気付かされました。。。


久しぶりの恩師のレッスンは嬉しくてたまりませんでした!!

毎日が有難くて、有難くて、天のお導きに感謝です。。。
























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