2013/12/02

恩師の奥様が・・・

10月22日に大恩師の有賀洋一先生の奥様がお亡くなりになったと知ったのは、

一通の喪中葉書。。。

常より奥様にもとても良くしていただいており、お葬式にも伺えず、

8月の終わりにも伺ったばかりなのに。。。

9月に珍しく、先生より、奥様と3人でランチに行きませんか?と、お誘いを受けたのに、

不義理な私は、レッスンとコーラスの指導があるので、またの機会に、とお断りしてしまったことが

心から申し訳なく、悔やまれました。。。



長谷川淳先生も昨年7月に奥様を亡くされ、本当に言葉もありませんでした。。。

どんなに悲しくても、生きねばなりません。。。

1年経った今でも傷は癒えることなく、それでも頑張ってらっしゃる長谷川先生も大変ご立派です。


有賀先生が心配で、心配で、金曜日には朝から高速を飛ばして、

先生のところへ伺いました。。。

有賀先生も、若くて美しい奥様を亡くされたことが、今でも信じられず・・・

私も全く信じられず・・・夢のようですが、それでも現実です。。。


先生にお慰めのことばも見つからず。。。

先生のところへ伺う前日に、Mさんにいろいろどうしたら、先生のお力になれるのか、


それこそ夜遅くまでご相談したにもかかわらず、先生の前では、

何の力もなく。。。つくづく自分の無力さを残念に思うのでした。。。

奥様は癌が4年前に見つかっていましたが、手術されてしばらくは

良かったようですが、今年になって全身に転移していて、

出来る限りの手を尽くされたようですが、及ばず。。。

8月に伺ったとき、奥様は頭にバンダナを巻かれていて、

咳をされており、風邪を移してはいけないからと、

お話しにも加わらず、別のお部屋に行かれました。。。

本当は、肺に癌が転移していて、水が溜まって苦しくて咳き込んでらしたとは。。。

先生から、私に命の次に大切な楽譜をそれこそ全部ではないかと思われるほど、

頂いてしまい。。。責任重大です。。。音楽は先生の人生ですから。。。重いです。。。


先生の明るいお話しぶりとは裏腹な、何だかとてもお心が疲れていらっしゃるのは何故に?

と、違和感を覚えましたが、今となっては全て腑に落ちたのでした。。。

全ては奥様のために、楽譜を整理して奥様の趣味のお部屋を作るため。。。

奥様が心地よく暮らせるように、先生の深い愛情があったのでした。。。

もう、私は本当に駄目な人です。。。

何もわかってないのです。。。

まだまだ修行が足りません。。。足りなすぎです。。。


考えれば考えるほど、涙が溢れて止まりませんでした。。。


先生の御宅のお部屋はそれこそ整然としていて、お掃除が行き届いておりました。。。

散らかったお部屋だと奥様が嫌がるからお掃除をされているそうです。。。

そして、奥様のお部屋には、奥様が生前アートフラワー&トールペイントの教授をされており、

美しい作品に溢れておりました。。。

そのお部屋は、色とりどりのお花が咲き乱れて春のお庭のようでした(T_T)

お昼には、姿はないけれど先生の奥様と、先生と私と3人でランチを頂きました。。。

もしかすると、我が家の主人もそっと風になって来ていたかもしれません。。。


体に優しく、気配りの隅々にまで感じるお料理。。。

こんなに美味しいランチは今までに食べたことない位美味しい、と、思えました。。。

都会の方々の憧れの木漏れ日の降り注ぐ中で頂く食物は、ゆっくりと体に浸透し

癒される感じ。。。不思議な感覚です。。。

奥様が、やっぱり、、、ご一緒にいてくださっているのを感じました。。。

ご馳走様でしたm(_ _)m

その日は、先生にお目にかかれて、何時間もお話をさせて頂くことが出来て、

本当に良かったです。。。

奥様、先生のことをどうか見守っていてくださいませ。。。

そして先生の魂が音楽に戻ってきてくださいますようどうかお導きください。。。

先生が、寂しい思いを少しでもしないよう、心の傷が少しでも早く癒えます様にお導きください。。。

さて、大恩人の先生に私はどのような恩返しをしたら良いのでしょうか。。。







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