2010/05/04

従妹の結婚式

5月2日は、従妹の結婚式が東京であるため、5月1日朝早くから少しだけレッスンして、

叔父、伯母とも合流する関係でこちらを11時発の高速バスで東京に両親も引き連れて

行きました。

GW中でしたが、首都圏は全く混まず、するりと東京に着く事ができました。


11時に出かけるために留守番をしてくれる家族のために、今日こそは、チャペルでのオルガン&演奏お歌&披露宴でのピアノ&歌も頼まれていましたので、その練習もあり、
本気で10分しかないお時間で、


得意の10分でできる事にチャレンジして、出かけました。

残りのお時間は、もちろん念入りにチャペルのオルガン演奏曲を猛練習。


何といっても、3日も留守にするのですから、多少の気は遣います。。。

お弁当風に、おかずを詰めたり、キムチ残ってましたのでキムチチャーハンに、

パスタ&タマゴ茹でて、サラダ&オープンサンド(タマゴ)と、

豆腐ハンバーグ。


あとは、次男君、よろしくお願いね♪

ということで出発。


ざっとしてるけど許してねえ~。



さて、従妹が挙式するところはなんと聞いた事もない、6ツ星ホテル。


マンダリンオリエンタル東京で挙式(世界初の六つ星や、ミシュランやザガットサーベイなど権威ある世界的な格付機関から最高位の評価を得るラグジュアリーホテル)

 チャペル
http://www.mandarinoriental-wedding.com/facilities/index.html
 http://www.mandarinoriental-wedding.com/facilities/chapel/index.html

 http://www.weddingpark.net/place/00000e01/photo-c1#content-title

とても楽しみにしておりました。


新宿では伯母(従妹のママ)が待っていて軽いお茶を京王デパートの8階で皆で頂きました。



私は、明日のことが気が気ではありません!

食べ物が、喉を通らない感じ。。。




夜、BOY達と(新郎の中学?高校時代の友人)4重唱合わせ、本番会場であるのです。

その中のお一人のS様からの情報では、

チャペル会場には、オルガンではなく、

クラビノーバで、ピアノの音色も出て、足はついてないとのこと。

そうかあ。。。6ツ星ホテルでも大した事ないんだぁ~。

と、信じていた私は、後でえらいめに遭うのでした!

はじめは、どこか楽器屋さんを借りて、オルガン(エレクトーン)足つきで練習しようと思っていましたが、その情報を鵜呑みにして以来、安心しきって、

足の教育がほとんどゼロのまま  出かけたのでした。



泊まった日本橋のホテルは、3年連続ホテル宿泊客満足度No1のホテル。

アメニティグッズの素晴らしさ、サーモンピンクの薔薇が1輪飾ってあり、
とても癒されました。
食事も大変素晴らしく、両親も、叔父伯母達も大満足です。

インターネットで探した甲斐ありました。

こんなに喜んでくれるとは!


画像は充実したアメニティグッズ。
深緑のビロードのプチ袋に入っているのです。。。タオル類も刺繍がとっても上品です。



食事を済ませ、さっとお風呂に入り、夜9時に、マンダリンオリエンタルホテル本番会場にて


男声4重唱(新郎のお友達)との合わせ10時30分近くまで、合わせをしました。

はじめは緊張していましたが、皆さんとても素敵な方々で、良くしてくださり、

何といっても、一回でピッと揃うほど、ピッチも大変良く、


明日本番は、全ての賛美歌はハモッていただく事に決定。

優秀な4人組です。2人は東京、一人は神戸、
そしてもう一人はなんと沖縄からいらっしゃったそうです。

感動です!


しかし、恐ろしいことがひとつ!!!

チャペルにあったのは、

クラビノーバなどではなく、
足が20本もついてる立派な
オルガンだったのです!!(T0T)/~~~

しかも、なんと複雑な
いろいろなボタンがついてること!


もうそれをいじるのに、結構お時間かかったのです。

しかもかっこいいBOY達の伴奏は、楽譜6ページ前日夕方届くし(これはうちのFAXがいけないのですが。。。)その伴奏の音色はピアノの音色でやってくださいと言われたのはいいけれど、
ペダルは一体何処にあるのでしょう~!

結局ないことが判明。

音を伸ばすことができない!しかもかなり隔離された分散和音がいっぱい。。。

まずい、まずい、、まずい、、、まずい、、、、まずすぎる!!!



ここでついに私の音楽生命終わったかに思えたほどです(T-T)
史上最悪の大ピンチ!!!



全て、フィンガーペダルにして、届かないところは余った手でとり、
ずるにずるを重ね、なんとか、お兄様方にご迷惑をかけないように、
いえ、実は相当に機械音痴な私は、その中のお一人のS様にいろいろお願いをして

オルガン操作、助けていただいたのでした。感謝、感謝です。

たぶんこれがなければ死んでたな。。。


ほとんどの曲に余裕がなければ、迎賓(奏楽)から牧師様が入られるタイミングの曲、

新郎入場、バイブルボーイ入場、フラワーガール入場(お花びらをまきながら入ってくる)のタイミングもオルガニストは背を向けていますので見えないのです。

一秒の間が命なのです。

さてさて、本番は一体どうなってしまうのか。

途方に暮れ、前の日は、うきうきわくわくで寝られず、この日は、不安と心配で一睡もできず
もう消えてなくなりたいとも思えたほどでした。

しかし、覚悟を決めねばなりません。

可愛い従妹にはいろいろお世話にもなっていますし、決して一生に一度の晴れの舞台

に傷でもつけた日には、もう私は生きて帰れないでしょう。


もう、やるしかないな。。。

23歳くらいのときに、3日でグリーグのピアノコンチェルトと、モーツアルトのピアノコンチェルト1楽章さらって本番迎えたときと(あれは奇跡でした)両方で一体何十ページあったのでしょう。。。



ユーフォニウムの伴奏で、確かリハーサルなし音合わせのみ本番で、

なんと、ユーフォニウムはB管だったことに気がつき、その場(本番舞台で)即移調したこと

あと、そういえば、本番で、何十曲も演奏するときに、ある場面に差し掛かって、
大事な楽譜の1ページが抜けてなかったこと、


またあるときはさかさまに楽譜が入っていたことも。

ある曲の楽譜が、するりと譜面台から

こぼれ落ちた時、まだ残り4ページあって。。。しかし暗譜とあとは即興で弾いたこと、

う~ん。

若いころは、沢山の恐ろしいへまを仕出かしていた私でした。


しかし、背後霊か守護霊かはわかりませんが、なんらかの力が働き、
その失敗は公には一切出た事が無く、

命がけで、取り組んだときには全て本番では、何とか穴を開けず、

お仕事」全うしてきてるのでした。

世の中の一般の言葉では、成功という言葉をつかうのでしょうか。





しかし今度ばかりは、慣れないオルガンの足、機械操作、背を向けて気で新郎新婦牧師etcの動きを知る事。
ということは、ほとんど暗譜できて余裕ないとパニックになることでしょう。

一生に一度の大ピンチです。



さて、いよいよチャペル挙式本番当日です。


結果から申せば、自分の中では何とか無事演奏でき、皆様に喜んでいただけました。

このとき従妹がどんなに美しく、モデルのようであったかは言うまでもありませんが、
どんな美しいドレスも姿も演奏終了までは、私の眼には入らないのでした。。。


このお兄様方のお陰で、少し落ち着いて演奏できました。
譜めくりや、機械操作もそれほど苦でなくできたのは、この方々のお陰です。




迎賓の奏楽は、ヘンデル、モーツアルトなどを演奏、

牧師先生は新郎のお兄様、入場曲はバッハ、

賛美歌は、全員ですが、4人の優秀な男性にハモッて頂きました。

新郎&バイブルボーイ&フラワーガール入場にはバッハ先のバッハとは別の曲。


新婦入場のワーグナーは、リハーサルのとき早々に終わってしまい、

本番では、その3倍ほど引き続けなくては、ならないほどバージンロードが長い事が発覚。

祝いの歌、私のソロ&オルガンと指示されていましたが、4重唱で。

式辞の次に男声4重唱の曲綺麗にハモりました。


結婚証明書の曲はアメージンググレイス弾き歌い男声合唱つき

これもたぶんとっても綺麗だったな。。。


祈りの歌も弾き歌い&男声コーラス。


新郎新婦退場にはメンデルスゾーン、カデンツとお辞儀がぴったり合いました!


バイブルボーイ、フラワーガール、牧師様退場の曲はヘンデルのファンタジアほか。


ミス無く、良いタイミングでなんとかクリア☆

奇跡だな。。。これは。。。

見えない力に感謝!!いつもありがとうm(_ _)m


素敵な結婚式になりました!!!

後は披露宴で、2,3曲演奏しますがグランドピアノが用意されていますので
こちらは安心♪


あ~~~。


本当に、良かったです!

従妹よ!!どうか幸せになってください!!

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